研究課題
若手研究(B)
研究成果の概要 : ラフパス理論とは、伊藤清の創設した通常の確率微分方程式論を「非ランダム化」するものであり、その結果、微分方程式の入力パスを出力パスに対応させる伊藤写像は連続写像になる。本研究においては、この伊藤写像にたいしてある種のテーラー展開を試み、それを利用して確率論の有名な漸近定理(大偏差原理やラプラス近似)を示した。またこの種の定理をバナッハ空間に値をとるプロセスに適用すると、通常の確率微分方程式論では証明できていない例が示せることがわかった。現在は、この種の定理をいろいろな場合に拡張中である。
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{\it RIMS Kokyuroku Bessatsu} {\bf B6}
ページ: 139-152
RIMS Kokyuroku Bessats B6
Stochastic Analysis and Applications -The Abel symposium 2005, Stockholm, Springer
ページ: 415-434
J. Funct. Anal. {\bf 243} no. 1
ページ: 270-322
J. Funct. Anal. 243
The Abel symposium 2005, Stockholm, Springer
RIMS Kokyuroku Bessatsu B6