研究概要 |
本研究課題の目的は,非線形Sturm-Liouville微分作用素が主要部である非線形(常・関数)微分方程式の解の振動性及び無限遠における漸近挙動の精密な解析を行い,それを拠り所にして解の全体構造を解明することである.具体的には,偶数階の非線形常微分方程式の正値解の漸近挙動と全ての解が振動である条件を確立することである.また,1930年にセルビアのJ.Karamataが創始した正則変動関数の枠組みでThomas-Fermi型の微分方程式の非振動解の漸近挙動を解析し,解の全体構造を把握した.
|