研究課題
若手研究(B)
本研究では、赤外線天文衛星AKARIを用いて2ミクロンから5ミクロンで波長分解能100程度の分光観測を行った。この波長帯には4ミクロンの二酸化炭素吸収バンドなど地上からでは観測できない重要な氷吸収がある。観測対象は (1) edge-on YSO (2) 分子雲背景星 である。その結果、(1)(2)に対してともに水、二酸化炭素、一酸化炭素の氷吸収バンドを検出した。二酸化炭素/水比などは従来観測されてきたYSO周りでの比とほぼ同じであった。またedge-on YSOについては、XCN-と推定される強い吸収も検出した。これはYSOからの紫外線による光化学反応で生成された可能性がある。分子雲背景星については、L1517A分子雲内で10個以上の背景星についてスペクトル解析し、色等級図から推定された減光度や分子雲の分布と水の柱密度がよい相関を示すことがわかった。
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