研究課題/領域番号 |
19740108
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
井上 昭雄 大阪産業大学, 教養部, 准教授 (30411424)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,170千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 570千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 宇宙塵(ダスト) / 輻射輸送 / 銀河進化 / 銀河間空間 / 原始惑星系円盤 / 宇宙再電離 / 理論天文学 / ダスト / 光電効果 / モンテカルロ法 / 化学進化 / 原始惑星円盤 / 氷ダスト |
研究概要 |
すばる望遠鏡など最新鋭の観測装置による電磁波多波長観測の著しい進展を受けて、さまざまな天体スペクトルをモデル化するための輻射輸送計算が必要とされていた。特に、銀河のスペクトルは星間空間に存在する宇宙塵(ダスト)による減光を受けており、それを補正する実効的なダスト減光曲線と、銀河進化に沿ったその進化を導出することを目指した。しかし残念ながら、ダスト粒子サイズ分布のモデル化に課題が残り、減光曲線モデルの提案には至らなかった。一方で、新しい銀河進化モデルの開発と、汎用の輻射輸送数値計算コードの開発およびその応用により、次の4つの研究成果を上げることができた。(1)銀河のダスト量決定機構の解明、(2)銀河間媒質のダストによる光電効果加熱率の導出、(3)銀河や銀河間媒質における電離光子輸送と新しい銀河スペクトルモデルの提案、(4)原始惑星系円盤の構造に対する散乱の影響解明と散乱スペクトルモデルを利用した氷ダスト探査法の提案。
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