研究課題
若手研究(B)
将来の超大型液体シンチレーション検出器を想定し,その内部で同時多発する放射線起源バックグランド事象を判別する新しいトリガスキームの基礎的開発研究を行った.多数の光電子増倍管をセンサとするこの種類の検出器では,全てのセンサの入力信号を常時監視しトリガ判断を行うのが従来の,そして現在のところ唯一の方法であるが,この研究においては分布定数系の信号伝達にヒントを得た全く新しいトリガ判断回路を考案し,その原理検証と技術的実現性の評価をコンピュータシミュレーションおよび試作回路を用いて行った.
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Physical Review Letters 100
ページ: 221803-221803