研究課題
若手研究(B)
低次元電子系およびスピン系で、強相関効果を起源に、外場に対して特異な応答を示す新しい量子状態を探索する目的で研究を行った。具体的に以下の五つの有機低次元系で、新たな量子状態の提案、既存の電子系の性質の理解を確立、および外場中の電子・スピン状態の解析を行った。(1)三角格子上での強相関電子系における異方的な1○!+1次元の準粒子励起と異常金属状態の提案、(2) 相互作用のない二次元電子系で、ディラック電子系の探索のための一般論の構築、(3)1次元1/4-filling電子系が局在スピンの複合系における、電子相関により強い磁気的フラストレーション状態の提案と磁場に対して特異な応答の予想、(4)三角格子的なダイマーモット絶縁体における誘電異常の解明、(5)梯子上のスピン系における磁場誘起朝永ラッティンジャー液体の解析、という、それぞれ独自の量子状態が形成されることを示し、外場に対して強相関系特有の特異な応答をする系が数多く存在することを明らかにした。
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