ペプチド両親媒性分子溶液の階層構造転移とその構造解析および粘弾性挙動の研究

• 研究課題/領域番号: 19740262
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物物理・化学物理
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 堀田 篤 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (30407142)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,480千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
• キーワード: ソフトマターの物理 / 両親媒性分子 / ソフトマテリアル

研究概要

本研究は,計算による現象の基礎的な裏づけ,および実験による現象パラメータの追求の2つの研究視点により成り立っている.計算結果においては,ペプチド両親媒性分子のメソスケールにおける自己集合構造に着目し,構造に影響を及ぼす主要な因子である濃度とせん断それぞれについての依存性を,散逸粒子動力学法を用いて解析した.実験結果においては,ペプチド両親媒性分子溶液(PA)のゾル-ゲル転移に着目し,動的粘弾性測定により構造転移におよぼす温度の影響を解析した.

研究成果

• [学会発表] Dissipative Particle Dynamics Studies on the Self-Assembling Dynamics of the Peptide Amphiphiles (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Seki, N. Arai, T. Ozawa, T. Shimada, K. Yasuoka, A. Hotta
  • 学会等名: 2008 Materials Research Society (MRS) Fall Meeting
  • 発表場所: Boston, MA, USA
  • 年月日: 2008-12-14
• [学会発表] Multi-Scale Transitions Observed in the Solution of a Newly Designed Peptide Amphiphile (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Hotta
  • 学会等名: Japan-America Frontiers of Engineering Symposium (JAFOE)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-11-17
• [学会発表] Multi-Scale Transitions Observed in the Solution of a Newly Designed Peptide Amphiphile (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Hotta
  • 学会等名: Japan-America Frontiers of Engineering Symposium
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-09-17
• [学会発表] 両親媒性ペプチド分子の溶液中での動的粘弾性測定によるミセル化の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高田堅介、島田智子、堀田篤
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-05-29
• [学会発表] 両親媒性ペプチド分子の溶液中での動的粘弾性測定によるミセル化の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高田堅介,島田智子,堀田篤
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-05-28
• [学会発表] 自己集合する両親媒性分子の散逸粒子動力学法によるダイナミクスの研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 関大河,荒井規允,小沢拓,泰岡顕治,堀田篤
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-05-28
• [学会発表] Structural transitions caused by mechanical shear observed in designed peptide- amphiphile solution (2007)
  • 著者名/発表者名: A. Hotta, T. Shimada, M. Tirrell
  • 学会等名: Malaysia-Japan International Symposium on Advanced Technology
  • 年月日: 2007-11-12
• [学会発表] 両親媒性分子溶液の粘弾性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 堀田篤
  • 学会等名: 第2回J-OCTAユーザー会議
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2007-10-30
• [学会発表] 散逸粒子動力学法による両親媒性分子の歪みによる球状-ひも状ミセル転移の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 松尾亜児,荒井規允,泰岡顕治,小沢拓,島田智子,堀田篤
  • 学会等名: 第56回高分子学会年次大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2007-05-29
• [学会発表] Structviral transitions caused by mechanical shear observed in designed peptide-amphiphile solution (2007)
  • 著者名/発表者名: A. Hotta. T. Shimada, M. Tirrell
  • 学会等名: Malaysia-Japan International Symposium on Advanced Trechnology, 2007, Kuala Lumpur, Malaysia
  • 発表場所: マレーシア