研究課題/領域番号 |
19740274
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
福島 洋 京都大学, 防災研究所, 助教 (80432417)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | InSAR / 岩手・宮城内陸地震 / 地殻変動 / 干渉合成開口レーダ / PALSAR / ALOS / 能登半島地震 / 新潟県中越地域 |
研究概要 |
当該年度は、データ入手(継続)と地表面変動検出技術の適用と拡張・高精度化に取り組む予定であった。研究対象領域の歪み集中帯の北部延長に相当する東北地方において、2008年6月14日に岩手・宮城内陸地震が発生した。この地震は当研究課題にとって重要であるため、当初の予定を若干変更し、岩手・宮城内陸地震をターゲットにした研究をおこなった。 I. データ入手と管理 ヨーロッパの衛星に関しては、ESA(欧州宇宙機構)から、日本の衛星に関しては、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や大学・研究所のInSAR地殻変動研究コンソーシアムPIXELなどから、研究協力協定を通じ、昨年度に継続して入手した。また、データ量が膨大で既存の設備では管理が難しくなってきていたので、アーカイブ用のデータ保存設備(RAIDストレージ)を導入した。 II. 地表面変動検出技術の適用と拡張・高精度化 初年度に開発されたInSAR半自動解析処理アルゴリズムを改良し、安定性および信頼性を向上させた。 III. 岩手・宮城内陸地震の解析 当地震では、地震前に異常変動があった可能性が国土地理院のGPS観測網GEONETにより示唆されているので、これの検証を目的とし、ESAから画像を購入し、昨年度に習得した地表面変動検出技術を適用することにより解析をおこなった。シグナルノイズレベルを超える前駆的変動は確認できなかった。
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