研究課題
若手研究(B)
海水には多くの炭素が得溶存有機物として存在し、その総量は大気中にCO2として存在する炭素の量に匹敵すると見積もられている。 しかし、その海洋溶存有機物の挙動についてはほとんど解明されていない。本研究では、海底下から噴出する熱水活動と溶存有機物の関係を調べた。その結果、熱水活動は基本的には海洋中の溶存有機物を減少させるが、その効果は極めて小さい。しかし、海底から噴出した熱水が海洋中に拡散していく過程で形成するプルーム中では、微生物の大量増殖に伴い溶存有機物が生産され、海洋の溶存有機物の分布に大きな影響を与えていることが明らかになった。
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http://shinkai.cc.okayama-u.ac.jp/aira/