• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

核スピン多量子コヒーレンスを用いた原子間ネットワーク観測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19750017
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

西山 裕介  独立行政法人理化学研究所, タンパク質基盤研究グループ, 研究員 (20373342)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード固体核磁気共鳴法 / 同種核間双極子相互作用 / 多量子コヒーレンス
研究概要

1. 新規パルスシーケンスの作成
固体NMR法を用いたhomonuclear double quantum recouplingシーケンスを作成した。化学シフト異方性やrf磁場の不均一性に影響を受けにくい新規rfシーケンスを設計した。従来のSR26シーケンスの3倍の試料回転を実現した。また有効磁場強度はSR26シーケンスの1/2以下に抑えることが出来た。SR26シーケンスを用いた場合、コイルの過熱のためにrf磁場の位相シフトが起こり、DQFやspin counting実験といったcoherence selectionに深刻な影響が観測されが、本シーケンスでは過熱の問題を抑えることが出来る。化学シフト異方性の消去の性能はSR26と同等であるが、高次のFourier級数を取り扱うことにより性能が改善されることが期待される。
2. 試料回転の評価
本研究では試料回転に同期してrf磁場を照射する。試料回転の安定性を評価するためにスピニングカウンターを製作した。従来のスピニングカウンターが1秒に1回試料回転速度を計測するだけであったため、1秒以下の期間の試料回転の安定性が評価できなかった。新たに製作したスピニングカウンターは1/16秒に一度試料回転速度を計測するために短期の試料回転安定性を評価できるようになった。スピニングカウンターはマイコンを用いて設計したため、拡張性の高いつくりとなっている。将来的には試料回転制御も行うことが出来る。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi