研究課題
若手研究(B)
化学的に不活性な金が、ナノサイズ化(3nm程度)され、二酸化チタンなどの金属酸化物に担持された時に示す特異的な触媒活性の起源を明らかにするために、二酸化チタン担持金クラスターモデル触媒を用いて局所的電子状態と触媒活性との関連を調査した。二酸化チタン表面の性質を担う欠陥由来の電子状態について調べたところ、これまで信じられてきた酸素欠損サイトでの局在は見られず、その周りへ広く分布している事を初めて直接観察した。また、金クラスターは二酸化チタンの表面欠陥サイトに吸着し、そこでTi 3d電子を受け取っていること、さらに、そのTi 3d電子の移動が、金の触媒活性発現に関わっていることを明らかにした。
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J. Chem. Phys. (accepted)
The Journal of Chemical Physics 130
J. Chem. Phys. 127
ページ: 1047091-5
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