研究課題
若手研究(B)
平成19年度は、共役フタロシアニンニ量体のそれぞれの周辺置換基を変化させることによって非線形分極を有する二量体の合成を試み、フタロシアニン環の周辺に嵩高い置換器を導入することにより、安定で有機溶媒に可溶な共役フタロシアニンの合成に成功した。平成20年度は、平成19年度に合成が成功した安定で有機溶媒に可溶な共役フタロシアニンを用いて、二光子吸収材料特性試験を試みた。その結果、非常に高い二光子吸収特性を持つことが分かった。現在、この錯体を水溶液に可溶な材料の合成を試み、フォトダイナミックセラピーへの実用化を検討している。また、テトラアザポルフィリンとサブフタロシアニンとコロラジンを用いた共役二核錯体の合成を3種類の骨格を利用した共役ハイブリッド多量体の合成を試みた。また、平成20年度は、フタロシアニン骨格とポルフィリン骨格を利用した共役ハイブリッド多量体の合成を試みた。
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