研究課題
若手研究(B)
細胞内のカルシウム(Ca2+)濃度を調節する重要な情報伝達物質であるサイクリックADPリボース(cADPR)に対して,水溶液中で相互作用して蛍光強度変化を示す,初の蛍光プローブを構築した.このプローブはcADPRのアデニン環と相互作用する芳香環と,cADPRのリボースと結合するフェニルボロン酸をもち,これらの官能基がcADPRを挟み込むような構造をしている.このプローブは,より高性能なcADPR蛍光プローブを開発するための分子設計指針を与えるものである.
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Analytical Sciences 23
ページ: 1167-1171
10019826508