研究課題/領域番号 |
19750144
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体関連化学
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
加藤 太一郎 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 助教 (60423901)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 生物有機化学 / 生体認識 / 酵素反応 / 分子認識 / 可視化 / 構造解析 / チオエステル化 / 立体識別 |
研究概要 |
「光る虫」といえば「ホタル」とすぐに連想できるほど、我々にとってホタルは身近で、かつ心が惹きつけられる存在である。このようにホタルルシフェラーゼといえば発光反応を触媒する酵素だと思われがちであるが、実は立体選択的なチオエステル化という、もう一つの触媒活性があることを発見した。例えば構造中に1つの不斉点を有するケトプロフェンを基質とした場合、ヘイケボタル由来ルシフェラーゼはR体を優先的にチオエステル体へと変換する。本研究では、本酵素がどのように基質の不斉を識別しているのかを明らかにするために、ホタルルシフェラーゼを用いたチオエステル化反応の詳細な機構解析やMDシミュレーション、および結晶構造解析を試み、その理由の一端を明らかにすることができた。
|