研究概要 |
Cu_2ZnSnS_4(CZTS)は,地殻中に豊富な元素から成り,バンドギャップ1.4-1.5eVで,光吸収係数が10^4cm^<-1>と高く,太陽電池光吸収層材料として最適な新規材料である。本研究は,めっき法を用いてCu/Zn/Sn積層あるいはCu-Zn-Sn合金プレカーサを作製し,これを硫化することでCZTS薄膜を作製し,glass/Mo/CZTS/CdS/ZnO : Al/Al構造をもつ薄膜太陽電池デバイスの作製を試みた。その結果,最も高い変換効率のもので,開放電圧606mV,短絡電流12.1 mA/cm^2,変換効率3.55%を得た。
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