研究課題/領域番号 |
19760041
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
伊藤 民武 独立行政法人産業技術総合研究所, 研究員 (00351742)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 光 / プラズモニクス / 近接場分光 / 単一分子分光 / 金・銀ナノ粒子 / 表面増強ラマン散乱(SERS) / 電磁場増強機構 / FDTD(時間領域差分)法 / プラズモン共鳴 / 光還元法 / 表面増強ラマン散乱 / 局在表面プラズモン共鳴 / 銀ナノ粒子 / 単ーナノ粒子顕微分光 |
研究概要 |
単一分子電子共鳴レーリー散乱分光法の開発のためSERS、LSPR レーリー散乱分光測定した銀ナノ凝集体をSEM 測定する実験装置を開発した。この実験で取得したSERS 活性を持つ銀ナノ凝集体の形状を境界条件としてLSPR バンドをFDTD(Finite Difference Time Domain)法を用い計算によって再現した。実験結果と計算結果を比較することで、レーリー散乱スペクトルに分子の散乱スペクトルが現れるかを検証した。この検証の結果、分子スペクトルとほぼ同位置に多重極に対応するLSPR バンドが重なり現れ、そのピーク波長とバンド形状は凝集体ごとのわずかな形状の異なりを反映し複雑に変化することが分かった。このスペクトル重なりの結果、残念ながら分子からのスペクトルとLSPR スペクトルの区別が出来なかった。この結果は、分子のスペクトルと多重極LSPR スペクトル区別するにはナノメートルオーダーで厳密に形状を制御し作成した銀ナノ凝集体で実験する必要があることを示している。
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