研究概要 |
Scを添加したAl-Mg合金及びAl-Mg-Si合金を作製し,高温における疲労挙動の調査を行った.その結果,Al-Mg合金においては,Al_3Sc粒子サイズが小さい場合には,運動転位による粒子のせん断が生じ疲労軟化を示し,粒子サイズが大きな場合には変形は均一となり疲労軟化は生じなかった.Al-Mg-Si合金においては,Scを添加する事で,・'-Mg_2Si析出物に加えてAl_3Sc粒子が析出し,このAl_3Sc粒子の存在により,変形の局在化を抑制し,疲労寿命が大きく改善する事を示した.
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