研究概要 |
本研究では,情報機器などに用いられる小型流体軸受スピンドルの特性改善を,最適設計手法の適用により実施することを目的としている.課題の遂行に際しては,流体軸受スピンドルの振動解析モデルを構築し,本モデルを最適設計手法に適用して多数の設計諸元の最適な組合せを見出す.最適化計算の結果,軸受溝深さの公差が軸受の振動特性のばらつきに及ぼす影響は極めて大きく,寸法公差を無視した最適軸受では接触を引起こす危険性があることなどが明らかになった.また理論モデルの実験検証を行なった結果,実験と理論は良い一致を示した.
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