研究概要 |
本研究では,意思決定者間の相互作用を記述することができるマルチエージェントシミュレーションモデルを用いて,情報を共有することによって交通状況がどのように変わっていくのか,個人にとってどのような効果があるのかを分析した.情報の種類,有無によってエージェントのグループ化を行い,その存在割合を変化させた. 情報を持つグループの割合が増加するにつれ,システム全体として効率的に利用が行われるようになること,逆にその割合が少ないほど個人としては,情報を持つことによる大きな時間短縮効果が得られるということが示された.
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