研究概要 |
レセプター型RAGE のC末端細胞質ドメインと膜貫通ドメインを欠いた構造をもつスプライシングアイソフォーム、分泌型sRAGE(soluble RAGE)の結晶化スクリーニングを様々な条件について行った.また,低分子量の基質となりうる合成ペントシジンとの複合体の結晶化スクリーニングを行った.さらに,アンフォテリンとS100A12タンパク質を,sRAGEと同様に大腸菌における大量発現系を構築し,大量調製を行った.アンフォテリンに関しては,2通りの異なる領域を発現させるコンストラクトを作成し,それぞれ大量調製を行った.さらにsRAGEとの複合体の結晶化スクリーニングを行ったが,構造解析に適した結晶を得るには至らなかった.今後さらに,安定ドメインのみの発現系を作成し,大量調製,結晶化スクリーニングを行う予定である.
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