研究課題/領域番号 |
19770172
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
角 智行 京都大学, 再生医科学研究所, 助教 (90378894)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 細胞内・細胞間情報伝達 / ヒトES細胞 / 多能性 / Wnt / beta-catenin / 中胚葉 / ヒトSE細胞 |
研究概要 |
本研究は、ヒトES細胞が密着結合有する上皮細胞様の頂端部-基底部に沿った非対称性を有していることに着目し、細胞極性と多能性維持・初期分化誘導の関連性に焦点を当て研究を開始した。ヒトES細胞において細胞極性に制御するβ-cateninを特異的に活性化した結果、速やかに頂端部-基底部極性が消失し、哺乳類初期発生を模倣する一連の分化遺伝子の発現が誘導された。これらの結果は、ヒトES細胞の細胞極性の維持が多能性を維持する上で必須であることを示し、細胞極性の崩壊によって初期発生過程を模倣する遺伝子発現プログラムが惹起されることが明らかになった。
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