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脂肪酸結合タンパク質の嗅神経細胞における生理機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19770181
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

福田 七穂  理研, 研究員 (00415283)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,740千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 540千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード細胞分化 / 嗅神経細胞
研究概要

本研究では、神経細胞の形成や維持における脂肪酸結合タンパク質の生理的役割を解明することを目的として、嗅覚神経細胞層(嗅上皮)での脂肪酸結合タンパク質の発現様式およびその欠損による影響の解析を行った。初めに、嗅上皮cDNAを用いたRT-PCRによって特定のサブタイプの脂肪酸結合タンパク質が嗅覚神経細胞層に発現することを明らかにした。さらに、その脂肪酸結合タンパク質に対する特異的な抗体を作製し、嗅上皮における局在をタンパク質レベルで明らかにすることに成功した。嗅上皮には様々な神経形成段階の細胞が存在しているが、脂肪酸結合タンパク質は未成熟な神経細胞の軸策および樹状突起に主に局在していることが明らかとなった。次に、脂肪酸結合タンパク質の嗅神経細胞における機能を調べることを目的として、欠損マウスの嗅上皮の組織学的な解析を行った。その結果、脂肪酸結合タンパク質欠損マウスでは嗅覚組織自体に形態的な異常は見られないにも関わらず、神経細胞層の厚さが野生型のマウスと比較して薄くなっていることを発見した。
TUNEL染色において、欠損マウスでは神経細胞層にシグナルが多く観察されたことから、脂肪酸結合タンパク質は神経細胞の維持に重要な役割を担っている可能性が示唆される。今後、欠損マウス嗅上皮における細胞増殖能や分化能についても解析を行う予定である。また、免疫沈降法によって脂肪酸結合タンパク質が嗅神経細胞内で結合する因子の探索を行い、その作用機構の解析も試みる。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] IP3 receptors play a critical role in the secretion of olfactory mucosal proteins2007

    • 著者名/発表者名
      Nanaho Fukuda
    • 学会等名
      Association of Chemoreception Sciences
    • 発表場所
      アメリカ合衆国 フロリダ
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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