研究課題
若手研究(B)
大阪府岸和田市にある傍示池での調査を通じ,「ため池による水質保全機能」の機能増進に向けて研究を行った.本研究の成果の要点は以下の通りである.1) 傍示池はその水源となる河川の栄養塩類の流出抑制に寄与している.2) 既存の水質推定モデルにより,傍示池内の窒素およびリンの動態の再現や予測が可能である.3) 集水域の水環境保全には,池水の水質保全にも考慮すべきである.4) 受益者による水質保全活動や,経済的な池水浄化システムの導入などの,積極的な水質保全対策が実施可能である.
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農業農村工学論文集 262
ページ: 35-40
10025641552
農業農村工学会論文集 262