養鶏施設由来微生物を用いた脱臭廃水窒素除去方法の検討

• 研究課題/領域番号: 19780205
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 畜産学・草地学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 和木 美代子 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所浄化システム研究チーム, 主任研究員 (10355092)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,750千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 450千円); 2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
• キーワード: 飼養 / 畜産環境 / 鶏糞 / 堆肥 / 窒素 / アンモニア酸化 / 脱窒 / アナモックス

研究概要

鶏糞処理施設におけるバイオマスサンプルについて窒素代謝に関わる微生物の存在について調査した。生鶏糞、貯留槽鶏糞、乾燥鶏糞において、アンモニア濃度は貯留槽鶏糞が最も高く含まれ、また硝酸、亜硝酸は検出されなかった。窒素代謝に関わる微生物の存在について各微生物に関わる特異的プライマーを用いたPCR反応により推測した結果、アンモニア酸化細菌は生鶏糞にはわずかにしか含まれないが、貯留槽の段階で増加した後、乾燥処理後には減少していることが予測された。脱窒細菌はすべての段階において安定して存在し、一方でアナモックス細菌は何れの段階にも存在しないと考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Rate determination and distribution of anammox activity in activated sludge treating swine wastewater (2010)
  • 著者名/発表者名: Miyoko Waki, Tomoko Yasuda, Kazuyoshi Suzuki, Takahiro Sakai, Naoto Suzuki, Ryoji Suzuki, Kenji Matsuba, Hiroshi Yokoyama, Akifumi Ogino, Yasuo Tanaka, Shingo Ueda, Mio Takeuchi, Takao Yamagishi, Yuichi Suwa
  • 雑誌名: Bioresource Technology (101) ページ: 2685-2690
  • 査読あり
• [雑誌論文] Rate determination and distribution of anammox activity in activated sludge treating swine wastewater (2010)
  • 著者名/発表者名: Miyoko Waki, Tomoko Yasuda, Kazuyoshi Suzuki, Takahiro Sakai, Naoto Suzuki, Ryoji Suzuki, Kenji Matsuba, Hiroshi Yokoyama, Akifumi Ogino, Yasuo Tanaka, Shingo Ueda, Mio Takeuchi, Takao Yamagishi, Yuichi Suwa
  • 雑誌名: Bioresource Technology 101 ページ: 2685-2690
  • 査読あり
• [学会発表] 家畜排泄物処理施設におけるアナモックス菌の探索活性とPCR反応の比較 (2009)
  • 著者名/発表者名: 和木美代子, 安田知子, 福本泰之, 黒田和孝, 鈴木一好
  • 学会等名: 第8回畜産環境学会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2009-08-05
• [学会発表] 家畜排泄物処理施設におけるアナモックス菌の探索 活性とPCR反応の比較 (2009)
  • 著者名/発表者名: 和木美代子、安田知子、福本泰之、黒田和孝、鈴木一好
  • 学会等名: 第8回畜産環境学会
  • 発表場所: 東京都中小企業振興公社会議室(東京都)
  • 年月日: 2009-08-05