研究課題/領域番号 |
19780219
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
叶内 宏明 鹿児島大学, 農学部, 准教授 (10351884)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,680千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | perchloric acid-soluble protein / two hybrid screening / prion / 細胞死 / 過塩素酸可溶性タンパク質 / プリオン / 過塩素酸可溶性蛋白質 / 細胞内局在 / Two hybrid screening / hypoxanthine phoshoribosyl trasferase |
研究概要 |
新規なアポトーシス誘導因子であるPerchloric acid-soluble protein(PSP)の翻訳阻害作用は本実験では認められなかった。PSPのC末端側に存在するIEIEAIAV配列は核外移行シグナルとして機能し、N末端、C末端側はそれぞれ核の異形、細胞死誘導抑制に関わる可能性を見いだした。Two hybrid screeningによってPSPと相互作用する蛋白質の遺伝子が得られた。HRPTについて検討した結果、PSPと結合するが、HRPT酵素活性にPSPは関与しなかった。PSPに対する新たな抗体作製がきっかけとなり、PSPが複数の高次構造をとることを明らかにした。PSPは肝臓組織中で3量体として存在し、蛋白質分解酵素に対して抵抗性があるが、培養細胞中PSPは単量体、もしくは3量体よりも大きな構造をとっており、蛋白質分解酵素に対する抵抗性は低い。このような高次構造変化がPSPの多彩な性質に調節に関与している可能性があるが、生理的な意義等詳細は今後、検討されなければならない。
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