研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、癌細胞への選択的な薬物送達を目指し、細胞膜のプロテオグリカンを認識して高効率に細胞内へ移行する膜透過性アルギニンペプチドに、癌細胞膜に高発現しているトランスフェリン受容体に対して親和性が高いペプチド配列を組み込むことで、新しい薬物送達ベクターを創製した。このベクターは受容体依存的に細胞内へ取り込まれ、サイトゾル及び核内へ移行することが観察された。また、生理活性を有するタンパク質にベクターに組み込んだ場合にも、受容体依存的な活性上昇が確認された。
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