インスリンによる細胞膜セロトニン2A受容体の発現制御機構の解析

• 研究課題/領域番号: 19790175
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生理学一般
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 大倉 正道 山形大学, 医学部, 講師 (70369172)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,720千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
• キーワード: インスリン / セロトニン / セロトニン_<2A>受容体 / 細胞膜発現 / インターナリゼーション / ARF1 / セロトニン2A受容体

研究概要

本研究ではインスリンによる細胞膜5-HT_<2A>受容体の発現制御機構を解明する目的でこの受容体と複合体を形成する蛋白質を探索した結果、低分子量G蛋白質であるARF1を見出した。さらにARF1の機能を解析した結果、ARF1がGDP結合型(不活性化型)からGTP結合型(活性型)に変換されると5-HT_<2A>受容体の細胞内陥入(インターナリゼーション)を起こすことを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] The discovery of the jellyfish Aequorea green fluorescent protein (GFP) and its subsequent evolution (2009)
  • 著者名/発表者名: Ohkura, M.
  • 雑誌名: Journal of Japanese Scientists 44 ページ: 248-255
  • NAID: 40016647138
  • 査読あり
• [雑誌論文] Rho-kinase, but not protein kinase C, is involved in generation of the spontaneous tone in the resting phase of the isolated pig iris sphincter muscle (2009)
  • 著者名/発表者名: Okano, M., Uchikawa, Y., Tanaka, N., Mutoh, J., Ohkura, M., Hisa, H., and Yamamoto, R.
  • 雑誌名: Current Eye Research 34 ページ: 177-183
  • 査読あり
• [雑誌論文] Rho-kinase, but not protein kinase C, is involved in generation of the spontaneous tone in the resting phase of the isolated pig iris sphincter muscle (2009)
  • 著者名/発表者名: Okano, M. et.al.
  • 雑誌名: Current Eye Research 34 ページ: 177-183
  • 査読あり
• [雑誌論文] オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質GFPの発見とその後の展開 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道
  • 雑誌名: 日本の科学者 44 ページ: 248-255
  • 査読あり
• [雑誌論文] Both 5-hydroxytryptamine 5-HT_<2A> and 5-HT_<1B> receptors are involved in the vasoconstrictor response to 5-HT in the human isolated internal thoracic artery (2008)
  • 著者名/発表者名: Tanaka, N., Nakamura, E., Ohkura, M., Kuwabara, M., Yamashita, A., Onitsuka, T., Asada, Y., Hisa, H., and Yamamoto, R.
  • 雑誌名: Clinical and Experimental Pharmacology and Physiology 35 ページ: 836-840
  • 査読あり
• [雑誌論文] Both 5-hydroxytryptamine(5-HT)2A and 1 Breceptors are involved in the vasoconstriction response to 5-HT in the isolated human intemal thoracic artery (2008)
  • 著者名/発表者名: Tanaka, N. et.al.
  • 雑誌名: Clinical and Experimental Pharmacology and Physiology 35 ページ: 836-840
  • 査読あり
• [雑誌論文] Both 5-hydroxytryptamine (5-HT) 2A and 1B receptors are involved in the vasoconstriction response to 5-HT in the isolated human internal thoracic artery
  • 著者名/発表者名: Tanaka, N., et. al.
  • 雑誌名: Clin Exp Pharmacol Physiol (In press)
  • 査読あり
• [学会発表] 心肥大シグナルを亢進させないG-CaMP2型改良カルシウムプローブ蛋白質の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第82回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-03-18
• [学会発表] 受容体刺激によるKCNQ1のインターナリゼーションとそのメカニズム (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井邦明, 他
  • 学会等名: 第82回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-03-18
• [学会発表] セロトニン誘発性5-HT_<2A>受容体インターナリゼーションにおけるARF1の関与 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第82回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-03-16
• [学会発表] AT_1受容体刺激によるI_<Ks>の修飾とKCNQ1のinternalizationの分子機序 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第18回日本循環薬理学会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2008-11-21
• [学会発表] Angiotensin II誘発性intemalizationにおけるKCNQ1のC末端ドメインの役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: トランスポーターワークショップ
  • 発表場所: 鶴岡
  • 年月日: 2008-11-15
• [学会発表] 心肥大誘発に関連するNEATプロモーター活性化におけるカルモジュリンの分子内責任部位の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第59回日本薬理学会北部会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-09-27
• [学会発表] AT_1受容体刺激によるhKCNQ1蛋白のインターナリゼーション (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡崎雅, 他
  • 学会等名: 第59回日本薬理学会北部会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-09-27
• [学会発表] In vivo Ca^<2+> imagingの現状 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道
  • 学会等名: 日本薬学会東北支部第7回生物化学若手研究者セミナー
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-09-13
• [学会発表] AT1受容体活性化によるIKs修飾におけるKCNQ1のKCNQ1のPYモチーフの関与 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第81回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-03-17
• [学会発表] AT1受容体刺激によるIKs修飾におけるKCNQ1のC末端の関与 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第17回日本循環薬理学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2007-11-30
• [学会発表] AT1受容体活性化によるIKs修飾におけるKCNQ1の分子内必須部位の検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: トランスポーター研究会第1回東北部会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2007-11-25
• [学会発表] ニフェカラントのHERG電流抑制に対するアンジオテンシン受容体制刺激の影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大倉正道, 他
  • 学会等名: 第58回日本薬理学会北部会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2007-09-29
• [備考]
  • URL: http://www.id.yamagata-u.ac.jp/Pharmaco/Pharmacol-JP.html