研究課題/領域番号 |
19790190
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 奈良県立医科大学 (2008) 香川大学 (2007) |
研究代表者 |
張 國興 (張 国興) 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90444728)
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研究協力者 |
木村 正司 香川大学, 医学部・薬理学, 助教授
野間 貴久 香川大学, 医学部・薬理学, 助手
宮武 明 香川大学, 総合生命科学実験センター, 助教授
永井 由起子 香川大学, 総合生命科学実験センター, 教務職員
藤澤 良秀 香川大学, 総合生命科学実験センター, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ARB / AT1R / MAPK / Cardiac Hypertrophy / alpha-, beta adrenergic receptor / ATIR / cardiac hypertrophy / alDha-, beta adrenergic receptor / アンジオテンシン / アドレナリン作用薬 / 心肥大 / 酸化ストレス / mitogen-activated protein kinase / Rap-1 |
研究概要 |
申請者らは、ARBの腎保護効果についても活性酸素の関係から動物モデルを用いて証明してきた。本研究は、レニン-アンジオテンシン系の関連薬剤の薬理学的解釈を深め、さらに臨床応用への基礎的根拠となるものである。本研究は、これらの結果をふまえてのもので、特に心不全病態下で血中あるいは組織局所での特異的受容体リガンドであるANGIIの増加が認めらない場合においても、ARBがその特異的受容体遮断効果を通して多因子複合型である心肥大シグナルを抑制制御するという仮説を提唱し、またこの証明となるエビデンスを提示することができる。心血管系リモデリングに関わるアンジオテンシン受容体の働きについて、新たな視点から検討し、さらに全く新しい治療薬、治療効果の考え方を示すことできると考えている。併せてこれら病態モデルにおいて、心筋の肥大など心血管系リモデリングに大きく関与するERKの制御因子、抑制性smallGタンパク質Rap1に焦点を当てた研究は過去に報告がなく、病態生理上の新たな評価方法を提示できると考えられる。
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