研究課題
若手研究(B)
本研究の主題は、転写因子MafKによる標的遺伝子の転写抑制化から活性化への制御機構を理解することにある。そこで、MafKによる転写制御に関与する因子の同定を目指して、MafK複合体を精製し、メチオニンアデノシル基転移酵素(MATII)を同定した。本研究は、核内に局在するMATIIがMafK標的遺伝子であるヘムオキシゲナーゼ1(HO-1)の転写を抑制的に制御することや、ゲノム全体のDNAやヒストンH3K4ないしH3K9のメチル化修飾を包括的に制御していることを明らかにした。
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