研究課題/領域番号 |
19790217
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
日野 信次朗 熊本大学, 発生医学研究センター, COEリサーチアソシエイト (00448523)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,550千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | エピジェネティクス / 細胞分化 / 発生・分化 / 発現制御 |
研究概要 |
網膜芽細胞腫タンパク質RBが間葉系細胞を特定の細胞系譜に誘導する分子機序について検討した。特に研究代表者らがRB結合性タンパク質として見出したヒストン脱メチル化酵素補助因子(CoDM)とRBの協調的作用について解析を行った。In vitroの脂肪前駆細胞の分化誘導系を用いてRB/CoDMが成熟脂肪細胞形成に必要であることを明らかにした。CoDMはヒストン脱メチル化酵素HDMの酵素活性に必須な因子であるが、本課題では、RB、CoDM及びHDMがヒストン脱メチル化を介してエネルギー消費遺伝子の発現を抑制していることを発見した。これらの知見は、RBが細胞内エネルギー代謝を転写レベルで制御することにより細胞系譜制御に寄与している可能性を示唆している。
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