研究課題
若手研究(B)
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)に対するゲノム解析を行い、10p11.2領域に染色体切断点集中領域を同定、TCF8遺伝子をATLLのがん抑制遺伝子候補として単離した。TCF8欠損マウスを解析したところ、CD4陽性リンパ腫・白血病を高頻度で発症し、高臓器浸潤性を示した。TCF8はTGF-beta1の情報伝達を促進する事が報告されているため、ATL細胞へのTCF8過剰発現はTGF-beta1への反応性の回復、細胞死に至ることがわかり、ATLL治療の標的になる可能性が示された。
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Oncogene. 29
ページ: 4157-4169
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