研究課題
若手研究(B)
C型肝炎ウイルス(HCV)感染者における各種予後の予測因子を明らかにすることを目的に、病院ベースの疫学研究を実施している。今回、HCV-RNA 陽性者468 人を対象に、登録時データに基づく横断研究を行った。統計学的有意に至らなかった関連もあるが、肝疾患進展度・活動度に対して、(1)「コーヒー摂取」「夜食として炭水化物を摂取すること」による負の関連、(2)「食事からの鉄摂取量が多いこと」「鉄動態に関連したバイオマーカー上昇」による正の関連、が示唆された。本研究結果は過去の知見で概ね説明できるものの、横断研究であることから原因と結果の逆転は否定できない。今後は縦断研究デザインにより因果性を評価する必要がある。
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Hepatol Res 38
ページ: 860-868
10021946274
Hepatol Res (in press)