研究課題/領域番号 |
19790491
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
西川 太一朗 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (90433250)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,570千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 酸化ストレス / テロメラーゼ / AKT / VEGF / 肝臓病学 |
研究概要 |
ヒト肝細胞癌組織において酸化ストレスの増加にともない肝癌細胞のテロメア長が短縮し、PTEN・Aktシグナルに依存してテロメラーゼ活性の増加と細胞増殖の活性化・アポトーシス耐性の傾向があることが明らかとなった。またAktシグナルの活性化に関連して、肝細胞癌組織における酸化ストレスはVEGF、VEGF receptor2の発現増加を介した血管新生にも関与していることが明らかとなった。以上より本研究は、肝細胞癌において酸化ストレスがテロメラーゼの活性化、血管新生の増加を介して、癌病態の悪性化に寄与していることを明らかにし、肝細胞癌の新たな治療として抗酸化療法の有用性について示した点で意義があったと考える。
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