研究課題
若手研究(B)
申請者は心房細動をはじめとする異所性自動能の潜在的な発生メカニズムを解明し、従来のような不整脈が発生した場合のdown-stream治療法に代わる、病態の本質を治療の対象とするup-stream治療法の確立を目的としている。本研究はその全体プロジェクトの中で心房細動とコネキシン(gap junction)に焦点を絞り、agingに伴った正常および異所性自動能発生とその伝播過程でのコネキシンの生理的役割の解明を目指した。本研究期間においては最初に正常なリズムに関する検討を行った。洞房結節標本の光学的膜電位計測法による実験系とその解析法をウサギ摘出洞房結節標本にて確立し、自動拍動の発生には個々の洞房結節細胞の性質とgap junction を介した細胞間の相互作用が寄与していること、またこれまでに報告されている以上に洞房結節領域内は電気生理学的に複雑であることを明らかにした。現在はagingが及ぼす自動拍動の発生とその興奮伝播に対する影響を若年と老年ラットの洞房結節を標本として、膜電位イメージング法にて比較・検討中である。
すべて 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 16件) 学会発表 (6件)
J. Physiol. Sci. May 59(3)
ページ: 227-241
10025218875
Channels. Jan-Feb 3(1)
ページ: 6-11
Nature Cell Biology. Jan 11(1)
ページ: 56-64
J. Biol. Chem. Jan 30 284(5)
ページ: 3314-3322
Channels 3(1)
Respir Physiol Neurobiol 161
ページ: 281-290
Pharmacology 81
ページ: 251-258
Am J Physiol Heart Circ Physiol 294(1)
Am J Physiol Heart Circ Physiol. 294
Adv Exp Biol Med 605
ページ: 353-358
Eur J Neurosci 26(10)
ページ: 2834-2843
J Physiol 585
ページ: 175-186
J Physiol. 585
Eur J Neurosci 26
ページ: 2834-2894
J. Physiol.Sci (In press)