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細胞培養下におけるβ2-ミクログロブリン関連アミロイド線維形成の機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 19790577
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

山本 卓  新潟大, 医歯学総合病院 (70444156)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,410千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードβ2-ミクログロブリン / 透析アミロイドーシス / 滑膜細胞 / IL-6 / TNF-α / チオフラビンT / 電子顕微鏡 / AGE
研究概要

本研究では、申請者らの今までの研究成果を基にin vitroにおけるβ2-ミクログロブリン(β2-m)アミロイド線維形成のメカニズムとその促進ならびに阻害因子を明らかにすることにより、透析関連アミロイドーシスの発症機序の解明と治療薬開発を目指すものである。これらの成果を通して、最終的には透析関連アミロイドーシスの新たな予防法・治療法の開発に貢献することを目標とする。
本年度研究期間内にβ2-mモノマーとヒト線維芽細胞を反応させ、IL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインの放出とその機序および特徴について明らかにすることを目標とした。ヒト滑膜細胞を培養し、培地にリコンビナントβ2-mを添加し培養した。培養液に増加するIL-6,TNF-αなどの炎症性サイトカインをELISA法、mRNAをリアルタイムPCR法にて測定したが、大きな反応を認めなかった。次に正常β2-mモノマーをAGE化したβ2-mに代えて同様の研究を行い、培養液中のIL-6の増加を認めた。しかし、反応後の培養液を用いてβ2-mアミロイド線維伸長反応の促進効果について蛍光色素チオフラビンTを用いた定量、電子顕微鏡での観察を行ったが、明らかな促進効果を認めなかった。今後は、AGE化したβ2-mの添加する量、反応時間を変更し、反応が最大に現れる条件を設定する。その条件で培養液を用いたβ2-mアミロイド線維形成・伸長反応の促進効果について確認したい。そのうえで培養中の線維伸長反応も行う予定である。以上の結果をまとめて透析関連アミロイドーシスにおけるβ2-mアミロイド線椎形成・伸長反応のメカニズムを明らかにし、本症の治療、あるいは予防となりうる因子、薬物を開発したい。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] β2-ミクログロブリンアミロイド線維形成・沈着の分子機構.2007

    • 著者名/発表者名
      山本卓、長谷川一浩、山口格、風間順一郎、丸山弘樹、成田一衛、後藤裕児、内木宏延、下条文武
    • 雑誌名

      透析会誌 40

      ページ: 1028-1030

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Dialysis-related Amyloidosis; A Serious Complication in CKD stage5D Patients Undergoing Dialysis Therapy for More Than 30 Years2007

    • 著者名/発表者名
      Yamamoto S, Kazama JJ, Marnyama H, Nishi S, Narita I, Gejyo F
    • 学会等名
      World Congress of Nephrology
    • 発表場所
      Rio de Janeiro, Brazil
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 透析アミロイド症病態解明へのアプローチ update.2007

    • 著者名/発表者名
      山本 卓、内木宏延、下条文武
    • 学会等名
      第52回日本透析医学会学術集会・総会
    • 発表場所
      :大阪
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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