Th1/Th2細胞分化におけるケモカインCCL21、CCL19の役割の解析

• 研究課題/領域番号: 19790695
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 膠原病・アレルギー・感染症内科学
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 田中 ゆり子 東邦大学, 医学部, 助教 (40396685)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円); 2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
• キーワード: 免疫学 / ケモカイン / Th1 / Th2

研究概要

本研究では、ケモカインCCL21-serとCCL19の発現を欠く突然変異マウス(plt)を用いて、ヘルパーT細胞の分化誘導におけるCCL19、CCL21の関与を検討した。Th1タイプの反応を優位に誘導するアジュバントを用いた免疫でも、抗原の種類によっては、pltマウスでTh1タイプの反応が抑制されることが示唆された。また、pltマウスではIL-17の産生低下も認められ、CCL19、CCL21はTh1、Th2、Th17などのヘルパーT細胞の分化誘導に重要な役割を担っていることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Seasonal changes in antigen-specific T-helper clone sizes in patients with Japanese ceder pollonosis : a 2-year study (2008)
  • 著者名/発表者名: Horiguchi S, Tanaka Y, Uchida T, Chazono H, Ookawa T, Sakurai D, Okamoto Y
  • 雑誌名: Clin Exp Allergy 38 ページ: 405-412
  • 査読あり
• [雑誌論文] Seasonal changes in antigen- specific T- helper clone sizes in patients with Japanese ceder pollonosis : a 2-year study (2008)
  • 著者名/発表者名: Horiguchi S. Tanaka Y., その他5名
  • 雑誌名: din Exp Allergy 38 ページ: 405-412
  • 査読あり
• [学会発表] CCL19/CCL21 chemokines play a role in initiating immune response in the draining lymph node (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中ゆり子
  • 学会等名: 第38回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 国立京都国際会館
  • 年月日: 2008-12-31
• [学会発表] CCL19/CCL21 chemokines play a role in initiating immune response in the draining lymph node (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中ゆり子、石川文雄、桑原卓、垣内史堂
  • 学会等名: 第38回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 気道過敏症マウスへのエタノール吸入の影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石川文雄、桑原卓、田中ゆり子、岡田弥生、垣内史堂
  • 学会等名: 第38回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 実験的自己免疫性脳脊髄炎におけるケモカインCCL19とCCL21の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 桑原卓、石川文雄、田中ゆり子、岡田弥生、垣内史堂
  • 学会等名: 第38回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] リポソーム結合CTLエピトープペプチドはCD4陽性ヘルパーT細胞に非依存的にCD8陽性メモリーT細胞を誘導・維持する (2008)
  • 著者名/発表者名: 種市麻衣子、田中ゆり子、垣内史堂、内田哲也
  • 学会等名: 第38回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] Mechanism of cross presentation induced by surface-linked liposomal antigen made using liposomes consisting unsaturated fatty acids (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中 ゆり子
  • 学会等名: 第37回 日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: グランドプリンスホテル新高輪
  • 年月日: 2007-11-20
• [学会発表] 不飽和脂肪酸からなるリポソームの表面に結合した抗原により誘導されるクロスプレゼンテーションの機序 (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中ゆり子、種市麻衣子、笠井道之、垣内史堂、内田哲也
  • 学会等名: 第37回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] リンパ節指向型ペプチドはリポソーム結合抗原に対する免疫応答を顕著に増強する (2007)
  • 著者名/発表者名: 種市麻衣子、田中ゆり子、垣内史堂、内田哲也
  • 学会等名: 第37回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 気道過敏症マウスへのエタノール吸入の影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 石川文雄、桑原卓、田中ゆり子、岡田弥生、垣内史堂
  • 学会等名: 第37回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京