研究課題/領域番号 |
19790729
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 珠美 九州大学, 大学院・医学研究院, 研究員 (60423547)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 熱性けいれん / 遺伝子多型 / 関連解析 / 患者対照研究 / 酸塩基平衡 / 多施設共同研究 / サイトカイン / 自然免疫 / インターロイキン10 / UNC93B1 / ヘルペス脳炎 |
研究概要 |
4つの炎症性サイトカイン遺伝子(IL6、IL8、IL10、TNFA)のプロモーター領域のSNPについて、FS患者249例(単純型186例、複雑型63例)と対照225例で検討した。IL10-592A/C SNPにFSとの有意な相関を認めたため、プロモーター領域の2つのSNP(IL10-1082A/G,-819T/C)を追加してハプロタイプ解析を行った。さらに幼若ラットを用いた温熱誘発けいれんモデルでIL-10の生体内での役割を調べた。IL10-592CアレルとIL10-1082A/-819C/-592Cハプロタイプの頻度は、対照と比較してFSにおいて有意に少なかった。けいれん閾値温度はIL-10を投与したラットでは生理食塩水群だけを投与した対照ラットに比較して有意に高かった。IL10遺伝子は、IL1B遺伝子とは反対に、熱性けいれんの遺伝的抵抗性に関連していることが示された。遺伝子関連解析は、動物モデルでの解析と組み合わせることで、熱性けいれん発症の分子機構を理解するのに有用な方法となる。
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