研究課題
若手研究(B)
慢性心不全患者の治療薬による心不全改善作用を酸化ストレスおよび心筋酸素代謝の面から検討した。心筋酸素消費量を11C-asetate PETで、心筋仕事量はwork metabolic index(WMI)として算出。治療により左室駆出率(EF)の改善群と非改善群に分け、各指標の解析を行った。両群で基礎疾患や投与薬剤に有意差は認めなかった。結果、酸化ストレス過剰状態が観察され、大動脈―冠状静脈濃度差は、PGF2α値とも相関した。EF改善群では仕事効率の改善もみられた。IL-6およびTNFα値は、非改善群では逆に増加し、心機能改善効果が得られない場合は、冠循環でのIL6やTNFαの増大が一因と考えられた。スタチンによる差は今回の検討では明らかではなかった。
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