膵癌に対する分子標的治療の新たな戦略-接着因子関連蛋白をターゲットとして

• 研究課題/領域番号: 19790936
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 富山大学
• 研究代表者: 澤田 成朗 富山大学, 大学病院, 助教 (50375630)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,630千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2007年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
• キーワード: 膵癌 / 膜蛋白 / 細胞内シグナル / 接着因子 / CD151 / 転移能

研究概要

細胞接着因子であるインテグリンを介して細胞外から細胞内へ入る信号を変化させる役割をもつ膜蛋白CD151をターゲットとした研究。培養可能なヒト膵癌細胞5種類を入手しCD151の発現をチェックしたところ、いずれの細胞にも発現は認めなかった。CD151と強固な複合体を形成している接着因子はインテグリンa3b1で、その接着基質であるラミニン5産生細胞の培養に成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Continuous irrigation with suction started at early days after pancreatic surgery prevents severe complications (2008)
  • 著者名/発表者名: Sawada S, Yamagishi F, Suzuki S, Matsuoka J, Arai H, Tsukada K.
  • 雑誌名: Hepatogastroenterology 55 ページ: 725-728
  • 査読あり
• [雑誌論文] Continuous irrigation with suction started at early days after pancreatic surgery prevents severe complications (2008)
  • 著者名/発表者名: Shigeaki Sawada
  • 雑誌名: Hepatogastroenterology 55 ページ: 725-728
  • 査読あり
• [雑誌論文] Treatment with an oral fluoropyrimidine, S-1, plus cisplatin in patients who failed postoperative gemcitabine treatment for pancreatic cancer: a pilot study (2007)
  • 著者名/発表者名: Togawa A, Yoshitomi H, Ito H, Kimura F, Shimizu H, Ohtsuka M, Yoshidome H, Kato A, Sawada S, Miyazaki M.
  • 雑誌名: Int J Clin Oncol. 12 ページ: 268-273
  • NAID: 10019999972
  • 査読あり
• [学会発表] A Resected Case of Immunoglobulin G4-related Sclerosing Cholangitis without Autoimmune Pancreatitis that Mimics Infiltrating Hilar Cholangiocarcinoma (2008)
  • 著者名/発表者名: S Sawada, I Yoshioka, R Hori, S Morita, T Yoshida, K Tazawa, T Nagata, H Uotani, S Hirokawa, Y Shimada, K Tsukada.
  • 学会等名: 18th World Congress of the International Association of Sureons, Gastroenterologists and Oncologists, Poster
  • 発表場所: Istanbul, Turkey
• [学会発表] 膵癌局所再発による挙上空腸狭窄に対してダブルバルーン内視鏡にてステント留置が有効であった一例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 堀亮太, 森田誠一, 吉田徹, 田澤賢一, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 嶋田裕, 宮嵜孝子, 折原正周, 塚田一博
  • 学会等名: 第76回日本消化器内視鏡学会総会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 肝門部胆管癌との鑑別が困難であった自己免疫性膵炎非合併IgG4関連硬化性胆管炎の1切除例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 堀亮太, 森田誠市, 吉田徹, 田澤賢一, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 嶋田裕, 塚田一博
  • 学会等名: 第44回日本胆道学会学術集会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 進行胆嚢癌の進展形式からみた術式選択 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 堀亮太, 吉岡伊作, 森田誠市, 吉田徹, 田澤賢一, 湯口卓, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 嶋田裕, 塚田一博
  • 学会等名: 第63回日本消化器外科学会定期学術集会・一般演題ポスター
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] Gem+S-1併用療法の胆道癌、膵癌術後補助化学療法への導入 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 山岸文範, 堀亮太, 吉岡伊作, 森田誠市, 吉田徹, 田澤賢一, 湯口卓, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 嶋田裕, 塚田一博
  • 学会等名: 第20回日本肝胆膵外科学会 一般演題ポスター
  • 発表場所: 山形
• [学会発表] 肝硬変合併肝細胞癌に対するマイクロ波凝固併用肝部分切除術 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 森田誠市, 吉田徹, 湯口卓, 横山義信, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 塚田一博
  • 学会等名: 第108回日本外科学会総会・ビデオディスカッション
  • 発表場所: 長崎
• [学会発表] 閉塞性黄疸患者における茵=蒿湯の効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 長田拓哉, 塚田一博
  • 学会等名: 第17回外科漢方研究会・ワークショップ
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 術前悪性との鑑別が困難な胆嚢腫瘍に対する胆嚢摘出+大網留置術 -過不足ない手術をめざして- (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 大澤宗士, 塚田一博
  • 学会等名: 第67回日本臨床外科学会・ワークショップ
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 他院にて膵頭十二指腸切除後二ヶ月で発症した膵管空腸吻合破裂に対して開腹ドレナージ術にて救命し得た1例 (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 森田誠市, 吉田徹, 田澤賢一, 湯口卓, 横山義信, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 塚田一博
  • 学会等名: 外科感染症学会総会・一般演題
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 胆道専門外科医を目指して -肝胆膵専門外科への国内留学の経験から- (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 吉岡伊作, 塚田一博, 宮崎勝
  • 学会等名: 第43回日本胆道学会学術集会 シンポジウム
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 単発肝細胞癌に対する局所切除(Hr0)治療成績とFc-infの関係 (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 土屋康紀, 福田啓之, 田澤賢一, 湯口卓, 堀川直樹, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 山岸文範, 塚田一博
  • 学会等名: 第62回日本消化器外科学会定期学術集会・一般演題ポスター
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 術前悪性との鑑別が困難な胆嚢腫瘍に対する胆嚢摘出術 (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 土屋康紀, 福田啓之, 田澤賢一, 湯口卓, 堀川直樹, 長田拓哉, 魚谷英之, 廣川慎一郎, 山岸文範, 塚田一博
  • 学会等名: 第19回日本肝胆膵外科学会・一般演題ポスター
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 胆嚢癌術前診断の限界点.全層切除術を施行した胆嚢腫瘍19例の検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 大澤宗士, 堀川直樹, 長田拓哉, 廣川慎一郎, 山岸文範, 塚田一博
  • 学会等名: 第107回日本外科学会総会・一般演題ipos
  • 発表場所: 大阪
• [図書] 第1部転移実験モデル(転移臓器別)、第2章肝、3.マウス肝細胞癌の同所性移植による肝内転移モデル「がん転移研究の実験手技」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 澤田成朗, 塚田一博, 済木育夫
  • 出版者: 金芳堂