研究課題/領域番号 |
19791022
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 三重大学 (2009) 富山大学 (2007-2008) |
研究代表者 |
淺沼 由美子 (阿部 由美子) 三重大学, 医学部・附属病院, 助教 (10361966)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,740千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 540千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 神経成長因子 / 腰痛 / 椎間板性疼痛 / 神経伸長 / 神経仲長 / 間板性疼痛 |
研究概要 |
椎間板性腰痛患者および外傷により脊椎手術を要した患者から術中採取したヒト腰椎椎間板を組織培養し、その培養液中に含まれるNGFタンパク量をELISAにより定量評価した。その結果、腰部脊柱管狭窄症の変性椎間板におけるNGFタンパク発現量は、正常椎間板に比べ、線維輪、髄核ともに有意に高値を示し、特に線維輪における発現が高値であった。一方、椎間板ヘルニアの患者においても、正常椎間板に比べ有意にNGF発現が高かったが、その発現量は線維輪と髄核で有意差がなかった。また脊柱管狭窄症患者の変性椎間板と椎間板ヘルニアにおけるNGF発現量は椎間板ヘルニアで高い傾向にあったが、統計学的有意差には至らなかった。以上の結果より腰部脊柱管狭窄症といった変性椎間板においては線維輪におけるNGF発現が慢性腰痛の原因になっている可能性があり、一方、椎間板ヘルニアにおいては髄核、線維輪ともに急性腰痛発症に関与することが示唆された。
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