研究課題/領域番号 |
19791061
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
長瀬 清 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (90345786)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 570千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ファスジル / 頭窓法 / 脳微小循環 / ネックターニケット |
研究概要 |
一過性全脳虚血モデルにおけるRhoキナーゼ阻害薬ファスジルの脳微小循環への影響を検討した。日本白色家兎に頭窓法を設置し、生体顕微鏡下で脳軟膜上動静脈を観察した。ネックターニケット法を用いて、一過性全脳虚血を導入し、その前後における脳微小循環とファスジルが及ぼす影響について検討した。ファスジルは、二酸化炭素や吸入麻酔薬による脳血管拡張反応に影響を及ぼさなかった。また一過性全脳虚血を導入すると二酸化炭素や吸入麻酔薬による脳血管拡張応答は消失したが、ファスジルはこれを回復させなかった。ファスジルは、脳低体温中の脳微小循環に対しても影響を及ぼさなかった。以上より、ファスジルはそれ自体も、二酸化炭素や吸入麻酔薬による脳血管応答にも影響を与えないため、安全に使用できる薬剤である。
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