研究課題
若手研究(B)
心肺蘇生後の脳障害の予防は困難であり、特に脳浮腫の発生は神経学的予後を悪化させる。本研究では、脳浮腫に関与するアクアポリン4(AQP4)の機能が蘇生後によく見られるアシドーシスによってどうなるか検討した。結果、乳酸濃度の増加とともに、また経時的にAQP4のタンパク質量は細胞膜に著しく増加することを確認した。本現象は、AQP4蛋白質の分解の抑制に関連している可能性が示唆され、脳におけるAQP4発現制御機構であると考えられた。このAQP4増加は、脳浮腫の促進に機能しているのかあるいは保護的な機能を果たしているのかは不明であり、今後の検討が必要である。
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