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卵巣癌におけるCdc25Aの役割について

研究課題

研究課題/領域番号 19791167
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

寺尾 泰久  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00348997)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,930千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード卵巣癌 / Cdc25A / Cdc25a / 細胞周期
研究概要

Cdc25Aはチロシンスレオニン残基を脱リン酸化させ、サイクリン依存性リン酸化酵素CDC2を活性化し、細胞周期を促進させる。Cdc25Aは癌遺伝子であるが、腫瘍形成における正確な役割は決定されていない。卵巣癌におけるCdc25Aの正確な役割を理解し、このタンパクを標的とした分子標的療法の開発をする。卵巣癌63例を対象に免疫染色でcdc25A,p27,Ki67の発現レベルを非再発群(30例)、再発群(25例)、晩期再発群(8例)において検討した。Cdc25Aの発現は26例(41%)に認められた。p27の発現は27例(43%)に認められた。非再発群におけるCdc25Aの強発現(50%以上の細胞が陽性)は5例であったが、再発群に19例に認めた。晩期再発群においては2例であった。Ki67の発現はCdc25Aの発現レベルと相関していた。一方、p27の発現は非再発群で18例に認め、再発群は7例、晩期再発群は2例に発現を認めた。Cdc25Aの発現と逆相関していた。卵巣癌におけるCdc25Aの発現レベルが再発に関与し、p27の発現レベルはCdc25Aの発現と逆相関を示していた。Cdc25Aの発現レベルが卵巣癌の再発の指標となる可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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