研究課題/領域番号 |
19791169
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
長谷川 潤一 昭和大学, 医学部・産婦人科学教室, 助教 (80365775)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 産科学 / 胎児心拍モニタリング / 超音波検査 / 近赤外線分光法 / 臍帯異常 / 胎盤異常 / 臍帯卵膜付着 / 臍帯過捻転 / 超音波診断 / 胎児発育遅延 / 胎盤機能不全 / 胎児心拍数モニタリング |
研究概要 |
臍帯異常の分娩管理を適切にするためには、それらを妊娠中に判断し、ハイリスクとローリスクにふり分けることが重要と考えられる。本研究から、結果妊娠中後期の妊婦健診において、その後、周産期異常を起こしやすい卵膜付着や過捻転、複雑・多重な巻絡などを診断することの重要性のみならず、さらなる緻密な管理をするための、重症度診断の有用性も示唆された。具体的には、卵膜付着の部位診断や、過捻転における臍輪部狭窄の程度診断などを提示した。さらに、妊娠初期の臍帯付着部位診断は、臍帯や胎盤の発生異常に着目した観察方法であり、その後の診断率の向上に有用であると考えられた。一方、初期に正常臍帯付着が観察された場合には、早い時期からローリスクの可能性が高いことが示唆され、その意味でも有用性が高い検査であると考えられた。これらの厳重な妊娠・分娩管理によって臍帯異常症例の周産期予後の改善が期待される。
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