骨形成因子阻害剤の投与による髄膜炎後蝸牛骨化の予防

• 研究課題/領域番号: 19791214
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 増田 聖子 熊本大学, 医学部・附属病院, 助教 (70346998)
• 研究期間 (年度): 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,680千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 480千円); 2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
• キーワード: 髄膜炎 / 内耳障害 / 蝸牛骨化 / Noggin

研究概要

細菌性髄膜炎の重篤な後遺症として両側高度感音性難聴がある。有効な治療法は確立されておらず、髄膜炎後におこる蝸牛骨化のため、人工内耳埋め込み術も難しい場合が多い。
本研究にて、Lipopolysaccarideを髄腔内に投与することにより、新しいモルモットの髄膜炎後難聴・蝸牛骨化モデルを作成した。また骨形成因子阻害剤であるNogginを正常ラットおよびモルモットに投与してその蝸牛形態や聴力に影響を与えないことを確認した。今後は蝸牛骨化モデル動物にNogginを投与して、蝸牛骨化を抑制できるかどうか、検討を行う予定である。