難治性中耳炎および副鼻腔炎に対するドラッグデリバリーシステムを用いた治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 19791224
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 和歌山県立医科大学
• 研究代表者: 鈴本 正樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20382327)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
• キーワード: 急性中耳炎 / DDS / 肺炎球菌 / インフルエンザ菌 / 副鼻腔炎

研究概要

抗菌薬のシリコン除法製剤およびゲル除法製剤を作成してその有効性につき検討を行った.カルバペネム系抗菌薬であるメロペネムを充填したシリコン徐放製剤を作成し、チンチラを用いたインフルエンザ菌実験的中耳炎モデルにて検討した.またレボフロキサシン(LVFX)ゲル徐放製剤を作成し同様の方法で、その有効性についての検討を行った.メロペネム・シリコン徐放製剤群では、治療開始6日後にはすべてのチンチラでインフルエンザ菌が除菌されていた.LVFXゲル徐放製剤注入群では3例中2個体で5日目にはインフルエンザ菌が除菌された.

研究成果

• [雑誌論文] Efficacy of a novel oral carbapenem, tebipenem pivoxil (TBM-PI) (2007)
  • 著者名/発表者名: Hotomi M, Suzumoto M, Itahashi K, Nagura J, Fukushima T, Shimada J, Billal DS,Yamauchi K, Fujihara K, Yamanaka N
  • 雑誌名: against experimental otitis media caused by penicillin resistant Streptococcus pneumoniae in chinchilla ; Vaccine Mar22 25(13) ページ: 2478-84
  • 査読あり
• [雑誌論文] Efficacy of a novel oral carbapenem, tebipenem pivoxil (TBM-PI),against experimental otitis media caused by penicllin resistant Streptococcus pneumoniae in chinchilla (2007)
  • 著者名/発表者名: Hotomi M, Suzumoto M, Itahashi K, Nagura J, Fukushima T, Shimada J, Bfflal DS, Yamauchi K, Fujihara K, Yamanaka N.
  • 雑誌名: Vaccine Mar22;25(13) ページ: 2478-2484
  • 査読あり