研究課題
若手研究(B)
難治性眼科疾患である加齢黄斑変性の新規治療法として、サル由来レンチウイルスベクターを媒体として用いた遺伝子治療の有用性を検討した。具体的には病態の主体である脈絡膜血管新生のモデル動物に対し、センダイウイルス(SeV)の高い遺伝子導入効率とレンチウイルス(SIVagm)の長期間の安定した遺伝子発現能を併せ持ったハイブリッドベクター、SeV-F/HN-pseudotyped SIVagm vector(SIVagm-F/HN)を網膜下に導入し、血管新生抑制因子である色素上皮由来因子(Pigment epithelium-derived factor:PEDF)を高発現させることでの治療効果を検証した。コントロールに比較して有意に血管新生を抑制し、当遺伝子治療がその新規治療の一つとなる可能性が示された。
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Journal of Gene Medicine 19(12)
ページ: 1273-1281
Journal of Gene Medicine 10
ページ: 165-176