研究概要 |
本研究において,ヒト骨芽細胞においてlysophosphatidic acid (LPA)はPLCの活性化,IP_3誘導性細胞内カルシウム濃度の上昇を介しIL-6およびIL-8産生を促進させた.一方,マウスストローマ細胞においてmTOR kinaseの活性化はosteoprotegerin (OPG)産生の制御因子として重要であること,さらにマウス骨芽細胞様細胞においてNF_<-KB>の核内移行の抑制によるNGF産生を明らかにした.これらの骨代謝制御因子に対しキーとなるシグナルカスケードが明らかにされれば,これらの因子を制御する手段により,骨疾患に対する新たな治療の構築に繋がるものと考えている.
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