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ストレプトコッカス・ミュータンスのクオラムセンシング機構とバイオフィルム

研究課題

研究課題/領域番号 19791401
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

鹿山 鎭男  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (50432761)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,540千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード保存修復学 / バイオフィルム / ストレプトコッカス・ミュータンス / クオラムセンシング機構
研究概要

バイオフィルム感染症は院内感染などで問題になっており、歯科領域ではう蝕、歯周病、慢性骨髄炎などが挙げられる。S.mtttansにおける病原因子を解明していくことにより、う蝕や歯髄炎発症のメカニズムを探り、従来の方法とは全く異なったう蝕治療法、予防法の開発をすることが目的である。まず、バイオフィルム形成におけるスクロースエンザイムII(scrA)遺伝子の役割を解析することにした。scrA遺伝子変異株の培養上清中における非水溶性及び水溶性グルカンの産生量は、高濃度スクロース存在下で親株よりも有意に少なく、象牙質板に付着した非水溶性グルカン産生量も、親株より有意に少なかった。このことから、scrA遺伝子を欠損させることにより、スクロースの代謝経路が部分的に遮断されたことが考えられる。また、熱ショック誘導性タンパクであるhtrA遺伝子変異株を作製した。この株においてもグルカンの産生量は低下していることが明らかになった。これらの結果は、scrA遺伝子及びhtrA遺伝子がバイオフィルム形成に重要な役割を担っているということを示唆していると思われる。バイオフィルム形成を阻害する治療法を確立する上でこれらの遺伝子を阻害することが非常に重要であると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 膿菌の抗菌薬抵抗性に影響を与える因子につい2009

    • 著者名/発表者名
      鹿山鎭男、三宅洋一郎
    • 雑誌名

      四国歯誌 21(2)

      ページ: 421-422

    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 緑膿菌の抗菌薬抵抗性に影響を与える因子について2009

    • 著者名/発表者名
      鹿山鎭男
    • 雑誌名

      四国歯誌 21(2)

      ページ: 421-422

    • NAID

      120005823496

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Streptococcusmutansの病原性におけるスクロース輸送系遺伝子の役割について2008

    • 著者名/発表者名
      木村智子、尾崎和美、鹿山鎭男、藤坂菊美、湯本浩通、三宅洋一郎
    • 学会等名
      第81回日本細菌学会総会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2008-03-26
    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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