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根尖性歯周炎における精神疾患の関与

研究課題

研究課題/領域番号 19791405
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

林 誠司  京都府立医大, 医学系研, 助教 (10285249)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,230千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード統合失調症ラットモデル / うつ病ラットモデル / 精神疾患 / 根尖性歯周炎 / 神経ペプチド / カルシトニン遺伝子関連ペプチド
研究概要

(目的)歯科領域における疼痛科学と精神疾患との関係を精査するために,根管治療後の難治性疼痛に対して精神医学的に臨床応用への可能性を検討した。(方法)ネンブタール50mg/kg i.p.を用いた全身麻酔下,ラット下顎片側第1大臼歯の歯髄組織を露髄,1×10^7CFU/mlのP.gingivalisおよびP.intermediaに感染させ,4週間放置,根尖性歯周炎を発症させる。「うつ病」モデルは,拘束器具を用い拘束ストレス1日1回2時間15日間を与え続け,慢性変動ストレスラットモデルを作製する。「統合失調症」モデルは,NMDA(Nメチル-D-アスパラギン酸)型興奮性アミノ酸受容体遮断薬であるフェンサイクリジン(PCP)を投与(5mg/kgs.c.)したNMDA受容体拮抗薬ラットモデルを作製する。次に,安楽死後,脳の半分をホルマリン固定後HE染色,残り半分の脳組織に対して,ニューロンの刺激応答性に関してc-fos,神経ペプチドであるsubstance P,カルシトニン遺伝子関連ペプチドCGRP発現をRT-PCR法で検討を加えた。(結果)RT-PCR法では,根尖性歯周炎を発症した慢性変動ストレスラットモデルおよびNMDA受容体拮抗薬ラットモデルは,コントロールである正常ラットおよび根尖性歯周炎を発症したラットと比較して,c-fos,substance P,CGRP遺伝子発現にほとんど差を認めなかった。次にHE染色では,露髄させたラットの下顎片側第1大臼歯根尖部分に炎症性細胞浸潤を伴う根尖性歯周炎が観察された。しかしながら,この根尖性歯周炎を発症した慢性変動ストレスラットモデルおよびNMDA受容体拮抗薬ラットモデルともに,三叉神経脊髄路核では,コントロールである正常ラットおよび根尖性歯周炎を発症したラットと比較して,炎症性細胞浸潤や神経細胞の変性などの所見はみられなかった。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 根尖性歯周炎によるラット三叉神経節内交感神経終末の変化2007

    • 著者名/発表者名
      若森 めぐみ
    • 学会等名
      第19回日本口腔科学学会近畿地方部会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2007-11-17
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 根尖性歯周炎発症による三叉神経節内交感神経節後線維への組織化学的研究2007

    • 著者名/発表者名
      林 誠司
    • 学会等名
      第126回日本歯科保存学会2007年度春季大会
    • 発表場所
      埼玉
    • 年月日
      2007-06-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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